◎タンデム自転車

 9月14日北海道新聞「2人乗り自転車解禁/道警、公道でも来春から」の記事が目に飛び込んできました。
 タンデム自転車については道)市長会の要望、北海道自転車条例の制定、サイクルツーリズムの推進など官民を挙げて取り組んできたほか、他府県によっては既に公道走行を解禁している所があるなどの情勢を踏まえたものと思われ、北海道サイクリング協会や道内のサイクリング協会をはじめ、我々サイクリストにとっても歴史に残る1ページになるものと思います。(現在のタンデム解禁は42府県)
 本年以降のサイクリングについては、タンデム自転車を取り入れた行事を企画したいところです。

◎行事結果報告

1.自転車メンテナンス講座 5月5日(日) エルフィンロード自転車の駅
 当日は天気、気温ともに良好で江別、南風、札幌、白石、スマイルなどの各クラブも立ち寄り盛況のうちに終わりました。また、パンク修理も体験してもらい大変充実したメンテナンス講座となりました。
 例年のことですがタイヤの空気圧、チェーンの給油、多段ギヤの使い方、パンク修理(チューブの取換え)などの実務経験が足りないと思われるサイクリストが多い、との印象を受けました。
 見学を含め、参加者は50名でした。

2.春の風サイクリング 5月19日(日) エルフィンロード自転車の駅
 コース:エルフィンロード自転車の駅→エルフィンロード→島松→恵み野→道の駅花ロードえにわ→舞鶴スポーツ公園→北広島駅→エルフィンロード自転車の駅 ・走行距離約40km ・参加者35名
 今年、風の強い日が多いと感じているのは、サイクリストの皆さんではないでしょうか?
 強い向かい風で苦労されたサイクリングも多かったと思われます。
 今年の春の風サイクリングはスタートから花ロードえにわまでは向い風だったはずなんですが、思ったよりも風が弱く遅れることもなくほぼ一団となって道の駅に到着、休憩後は強い南風が吹きましたが、ゴールまでは追風となり快適なサイクリングを楽しむことができました。

3.センチュリーランSapporo 6月9日(日) 江別市「えみくる」
 リニューアルコース2年目、浜益温泉を往復するフルコースと青山の公衆トイレがチェックポイントとなるハーフコースを好天にも恵まれ事故もなく開催できました。
 昨年の参加者へのスタート時の安全確保とゴールの際のルートなど、着順とゴールタイムの容易性を図るなどの反省点から、スタート地点とゴールまでの進入ルートを変更しました。
 参加者同士の接触により1名がリタイヤしましたが、フルコース51名、ハーフコース66名は、いずれも規定時間内に完走ゴールしました。
 企画運営面では、チラシを作成配付しましたが昨年より参加者が少なく、課題とともに反省点になりました。

4.野幌原始林サイクリング-北広レクの森サイクリングに変更
 7月21日(日) 北広レクの森 野幌原始林が熊の出没によりコースの一部が閉鎖となったため、北広レクの森をスタート・ゴールとした約31㎞のコースに変更し、27名の参加者で開催しました。
 サイクリングの後は、例年通り江別クラブさんのおもてなしにより焼肉、おにぎり、スイカ、飲物を堪能!

5.夏のタンデムサイクリング 8月25日(日) セラミックアートセンター
 平成2年から行っている夏のタンデムサイクリングも今年で30回目を迎えることができました。
 また、タンデム自転車解禁の機運が高まるなか、一般のサイクリストの方々にも参加を呼びかけたところ、視覚障がい者の方8名、一般サイクリスト7名、北陸銀行のボランティアを含め総勢39名で実施しました。
 9月4日の道新では、夏のタンデムサイクリングの様子や来年のパラリンピックを目指す札幌出身のロード女子選手がタンデム自転車でトレーニングすることができない環境について取り上げられました。
 また、9月18日には、北見サイクリング協会が視覚障がい者対象に実施したサイクリングがNHKのラジオ、テレビで放映されています。  

6.いも掘りサイクリング2019 in とうべつ 9月8日(日) 当別町総合体育館
 昨年は台風と地震の影響によりやむなく中止となりましたが、3回目となった今年は、好天の当別町を舞台に38名の参加者で事故も無く終えることができました。
 ゴール後は、恒例の「から揚げ弁当」「茹でとうきび」、いも掘りならぬ芋ひろい、当たりくじ付きのカボチャ!と秋の実り満載のサイクリングとなりました。
 コースは当別総合体育館をスタートしスウェーデンヒルズ、石狩市高岡、西当別、当別六軒町をそれぞれ経由する約41㎞のメインコースのみで行われました。  

7.秋の風サイクリング 10月6日(日) セラミックアートセンター
 今年の秋の風サイクリングコースは野幌原始林サイクリングのコースの一部を取り入れて開催することになり、10時にスタート、酪農学園大学、百年記念塔、日大高校、北広島市西の里、江別恵庭線を経由してセラミックアートセンターに12時にゴールしました。13名と少ない参加者でしたが、紅葉には少し早い秋晴れの中を快走することができました。

8.全道サイクリングin オホーツク北見大会 8月31・9月1日(土・日) 北見市
 第57回の全道サイクリング大会がオホーツクブルーがキャッチコピーの北見市で開催されました。
 当協会からは7名、一般参加や当日参加を合わせ総勢269名がオホーツクブルーの北見市、端野町の丘陵地帯周辺やタマネギ畑を望みながらの43Kmのサイクリングを楽しみました。
 開会式は「オホーツクビアファクトリー」で地ビールを飲みながらにぎやかに開催され、当協会からは30回参加の金田会長、45回参加の札幌CC政野さんが表彰されました。

9.北海道サイクリング協会役員会 8月31日(土) 北見市民会館
 報告事項は①タンデム自転車解禁に伴う取り組み~札幌 ②全道一周サイクリングの結果報告~網走
 ③美瑛センチュリーライドのサイクリングリーダー派遣~旭川 ④UHB道の駅キャラバンへの支援など。
 協議事項は①2022年の全道サイクリング開催地 ②2023年開催の全道・全国サイクリングの開催地
 ③2020年第58回全道サイクリングオホーツク紋別大会の概要について…などが話し合われました。

10.関係団体への支援
 ①北海道一周ライド~南風の中村さんが一周をサポートライダーとして支援
 第6回目の今年は釧路市をスタートに6月24から7月17日の24日間で開催されました。
 参加者は道内全国から36名が初夏の北海道を満喫。
 天候はまずまずでしたが、事故もなくパンクも2件ほどで快適なサイクリングとなりました。
 今年は1日の走行を100km未満に設定したため宿泊が1日多くなりました。
 ②ママチャリ4時間耐久リレー 6月23日(日) 参加232チーム出走
 第19回目となった恒例の大会、会員の中からもチームを作って参加されたのではないでしょうか?
 これまで自転車組合が主催していましたが、今年からママチャリ委員会(サン広告)が主催し自転車組合、自転車競技連盟、札幌サイクリング協会が主管となりました。
 朝は雨模様でしたがスタート時には晴れあがり参加チームも職場のレクリェーションを兼ね十分に楽しんでいただいたようです。

11.その他の動向
 ①サイクル拠点(案内、メンテ、補給etc)がニセコ羊蹄エリアの国道5号ニセコに社会実験として実施
 ②北海道サイクルルート連携協議会が新たなナショナルルートになりうるコースを募集。
  ※現在のナショナルサイクルルートは、しまなみ海道、ビワイチ、つくば霞ヶ浦りんりんロード